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Vol.3 従業員の“健康”がなぜ経営に影響するのか




▶︎この記事でわかること:

  • プレゼンティーズムとは何か

  • 健康リスクが企業にもたらす見えない損失

  • 健康経営の投資効果を数字で考える



こんにちは、人的資本健康経営コンサルタントの柴です。

「最近、集中力が続かない社員が多い」「疲れてるのに休もうとしない」——そんな声を職場で聞くことはありませんか?


こうした“なんとなくの不調”が業績に与える影響を、実は多くの企業が見落としています。その代表例が、プレゼンティーズムです。


これは「出勤しているが、体調不良やメンタル不調などにより生産性が低下している状態」のこと。実はこの損失、欠勤よりも企業にとって重大とされています。

ある調査では、プレゼンティーズムによる損失は社員1人あたり年間73万円を超えるともいわれています。


たとえば、慢性的な肩こりや腰痛、睡眠不足、軽度のうつ傾向などは、日々の集中力や判断力に影響し、結果として業務効率を下げます。これが蓄積すると、組織全体の利益にまで響いてくるのです。


一方で、職場でのちょっとした工夫——姿勢改善、昼休みのリフレッシュ、こまめな声かけなど——によってこれらを予防することは可能です。

健康経営は“病気の予防”にとどまりません。「健康で働き続けられる組織環境づくり」こそが、本質的な目的です。



✅まとめ

プレゼンティーズムは“見えない赤字”です。 まずは社員のちょっとした不調に気づき、現場レベルでの改善を意識してみましょう。

(執筆:WellBridge 柴)

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