Vol.52 管理職が押さえるべき“メンタル応答フレーズ”10選
- 睦美 柴

- 2025年5月22日
- 読了時間: 3分

こんにちは、人的資本健康経営コンサルタントの柴です。
「部下が元気なさそう…でも、何て声をかけたらいいか分からない」そんなふうに感じたこと、ありませんか?
近年、メンタルヘルス不調の兆しを“見逃さない”ことが、管理職に求められています。とはいえ、「専門知識がないから対応できない」「変に触れて悪化させたらどうしよう」と、声をかけることに戸惑う人も多いのが現実です。
でも大丈夫。実は、“ちょっとした一言”で、部下の安心感や信頼感は大きく変わるんです。今回は、心理的安全性と健康経営の観点から、管理職が知っておきたいメンタル応答フレーズを、背景と共に解説していきます。
1. 【事例】沈黙する部下に、上司がかけた一言で空気が変わった
ある企業で、毎朝のミーティングでいつも発言していた若手社員が、数日間まったく発言しなくなりました。チームの雰囲気はピリつき、なんとなく気まずい空気が漂うように。
そんなとき、上司がぽつりとこう声をかけました。
「最近どう?無理していない?」
そのひと言で、彼は少しずつ話を始め、実はプライベートで大きな不安を抱えていたことがわかりました。
「聞いてもらえたことが、何より救いだった」——本人は後日、そう話してくれました。
何か特別な技術が必要なわけではありません。**“寄り添いの一言”**が、信頼関係のきっかけになるのです。
2. 【背景】管理職に求められる“対話力”とは?
健康経営・人的資本経営が注目される今、管理職には「成果を出す力」と同時に、「人に寄り添う力」が求められています。
実際、メンタルヘルス不調の兆候を初期でキャッチできるのは、日々関わる上司や先輩であることが多く、以下のような現場課題が浮き彫りになっています。
何か異変を感じても「どう切り出してよいかわからない」
話を聞こうとしても、部下が心を開かない
結局、病状が進行してしまってから気づくことが多い
こうした事態を防ぐには、「専門家のようにアドバイスする」必要はありません。むしろ、“話を受け止める姿勢”が大切です。
3. 【提案】部下の安心感を引き出す「メンタル応答フレーズ」10選
ここでは、実際に現場で効果があった「声かけ」の具体例を紹介します。状況に応じて、ぜひ活用してみてください。
シーン | フレーズ例 |
なんとなく様子が違うとき | 「最近、ちょっと元気なさそうだけど大丈夫?」 |
業務ミスが続いているとき | 「何か悩んでることがあれば、いつでも聞くよ」 |
イライラしている様子がある | 「疲れてない?少し休めるといいね」 |
うまく話を切り出せないとき | 「特に用事がなくても、話してもいいからね」 |
話し始めたとき | 「話してくれてありがとう」「よく話してくれたね」 |
深刻な内容だった場合 | 「ひとりで抱えなくていいんだよ」 |
すぐに対応できないとき | 「ちゃんと考えたいから、少し時間をもらってもいい?」 |
解決策がまだ見つからないとき | 「どうすればいいか、一緒に考えていこう」 |
落ち込んでいる部下に | 「〇〇さんのこと、ちゃんと見てるからね」 |
日々のコミュニケーションとして | 「おはよう」「お疲れさま」など基本の挨拶 |
こうした言葉は、「あなたのことを気にかけているよ」というサイン。管理職が“声をかけられる人”であることは、メンタル不調の予防にも直結します。
✅ まとめ
管理職だからこそ、部下の“ちょっとした変化”に気づける存在でいてほしい。そして、その変化に気づいたとき、すぐに声をかけられる「言葉のストック」があるかどうかで、チームの未来は変わります。
WellBridgeでは、理学療法士・心理職と連携した感情マネジメント研修や、管理職向けの1on1サポート研修も行っています。
「自社の管理職がうまく対話できていないかも…」そんなお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
執筆:WellBridge 柴






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