運送業の健康経営は「一瞬の立ち止まり」から始まる──転倒予防・腰痛予防が現場を変えた話
- 睦美 柴

- 20 時間前
- 読了時間: 3分
みなさん、こんにちは。
健康経営・人的資本を支えるパートナー WellBridge です。
「ラーメンの汁を飲む前に、ふと今日の話を思い出したんです」
先日の健康推進イベントで、ある社員さんがぽつりと教えてくれた一言です。
健康行動というと、何かを“我慢する”“頑張る”イメージを持たれがちですが、実際に現場で起きていたのは、ほんの一瞬の立ち止まりでした。
イベントはどんな時間だったか
今回ご一緒したのは、運送業を営むフジセーレック株式会社様。
9月から介入させていただいており、今回が最終回でした。
今年度のテーマは「転倒予防」。
一見すると、腰痛予防や血圧管理とは別物に見えるかもしれません。
けれど、身体はすべてつながっています。
転倒の背景には、筋力低下だけでなく、疲労の蓄積や生活習慣、注意力の低下が隠れていることも多いのです。
「健康」を見つめ直した瞬間
イベントでは、ただ話を聞くだけでなく、少人数でのグループ対話を行いました。
「自分にできそうなことは何か」「今日から何を変えられそうか」。
その中で生まれたのが、こんな変化です。
これまで血圧を測る習慣がなかった方が、会社のレンタル機器を使って測定を始めた、という声が上がりました。

現場で見えたリアルな気づき
運送業の現場では、忙しさや不規則な勤務が当たり前。
腰痛予防や転倒予防の重要性は理解していても、「後回し」になりやすいのが実情です。
だからこそ、今回のように・仲間と話す・自分の言葉で目標を口にするこのプロセスが、大きな意味を持ちます。

健康経営は制度や数値だけでは動きません。
人は「正しい情報」よりも、「自分の体験」によって行動を変えます。
ラーメンの汁を前にした一瞬の迷い。それは、知識が“自分ごと”に変わったサインです。
そして、健康経営は、誰か一人の努力では続きません。特に運送業のようにチームで安全を守る業種では、「やってみよう」と思える空気づくりが重要です。
転倒予防や腰痛予防は、コストではなく人的資本への投資。現場の声を拾い、仕組みとして支えることで、行動は自然に広がっていきます。
理学療法士として感じたこと
理学療法士の視点で見ると、転倒や腰痛は「突然起きるもの」ではありません。
体の小さなサインを見逃し続けた結果、ある日トラブルとして表に出ます。
だからこそ、・測る・気づく・立ち止まるこの小さな行動変容が、将来の大きな事故や休業を防ぎます。
健康経営を成功させる鍵は、「正解を教えること」ではなく、「気づける場をつくること」です。転倒予防や腰痛予防といったテーマをきっかけに、現場に対話と体験を生み出すこと。それが、運送業における持続可能な人的資本経営につながっていきます。

次の一歩
大きな改革は必要ありません。
まずは、社員同士が健康について話す時間をつくること。
測定できる環境を整えること。
皆さんの職場では、どんな「小さな一歩」が踏み出せそうでしょうか。
その一歩が、健康経営を“続くもの”に変えていきます。
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