介護現場で「忙しいからこそ健康経営を始める」理由|介コネ健康経営エクセレンス協会から見えたこと
- 3月4日
- 読了時間: 4分
1月から介コネ健康経営エクセレンス協会(KHEA)の運営として参画させていただいています。
開催元は、株式会社アロー様(https://arrow-inc.tokyo)、株式会社介護コネクティブ様(https://kaigo-connective.com/)のお声がけの元、今年度は6社限定で開催しております。
本プログラムは、介護業界が抱える人材定着・労務体制整備・生産性向上といった課題に対し、健康経営を軸にアプローチする実践型プロジェクトです。
KHEAプレスリリースはこちら🔽
忙しいからこそ今やる。介護現場のリアルな声
人手不足が続く介護業界。多くの現場では、日々の業務を回すだけでも精一杯という状況が続いています。
そんな中でスタートしたのが、介護業界に特化した12ヶ月伴走型プログラム「介コネ健康経営エクセレンス協会」です。
今回、私たちは運営側としてこの取り組みに関わらせていただいています。
プログラムが始まる前、ある経営者の方がこんな言葉を話されました。
「忙しいからこそ、今やらないといけない。」
一見すると矛盾しているようにも聞こえるこの言葉。しかし現場の話を聞くほどに、その意味が深く伝わってきました。
健康は「後回し」になりやすいテーマ
日々の業務の中で埋もれてしまう健康
介護の現場では
利用者対応
シフト調整
記録業務
人材採用
家族対応
など、次々と対応すべきことが生まれます。
その中で、どうしても後回しになりやすいのが職員の健康や働き方の環境づくりです。
「本当は大事だと分かっている」「取り組みたいと思っている」
そう思いながらも、目の前の業務に追われてしまう。これは多くの現場に共通する悩みではないでしょうか。
健康経営は“すぐに結果が出ない投資”だからこそ迷いが生まれる
健康経営の特徴のひとつは、すぐに結果が出るものではないという点です。
例えば
体調管理の習慣づくり
職場環境の改善
運動習慣の定着
生活習慣の見直し
これらは、数週間で劇的に変わるものではありません。
だからこそ
「本当に意味があるのか」「今やるべきなのか」
と迷いが生まれることもあります。
しかし、多くの研究や現場の経験から分かってきているのは、健康への投資は時間差で組織に返ってくるということです。
欠勤の減少、離職率の低下、組織の活力向上‥
これらは、日々の小さな取り組みの積み重ねから生まれます。
まずは「現状を知る」ことから始まる健康経営の最初の一歩
プログラムの中で最初に取り組むのは、特別な施策ではありません。
それは現状を知ることです。
例えば
職員の健康状態
生活習慣
職場のストレス要因
身体的負担
組織の文化
これらを客観的に見ていくことで、「どこから取り組むべきか」が見えてきます。
健康経営は、理想論では続きません。現場の状況に合わせて進めることが大切です。
仲間がいると一歩踏み出しやすくなる
今回のプログラムで印象的だったのは、参加されている事業者同士の空気感です。
それぞれ
人材不足
職員の高齢化
身体的負担
離職
といった課題を抱えています。
しかし、同じテーマに向き合う仲間がいることで
「自分たちだけではない」「他の現場ではこうしている」という気づきが生まれていきます。
健康経営は、孤独な取り組みになりがちです。だからこそ、同じ方向を向く仲間の存在は大きな力になります。
健康経営は「人を大切にする組織づくり」
介護の仕事は、人を支える仕事です。その仕事を続けていくためには、働く人自身が健康であることが欠かせません。
健康経営は単なる福利厚生ではなく、組織の文化をつくる取り組みでもあります。
「この職場は人を大切にしている」
そう感じられる環境が、働く人の安心感や誇りにつながります。
人手不足が続く時代において、人材確保の方法は「採用」だけではありません。
今いる人が安心して働き続けられる環境をつくること。
それが結果として
離職率の低下
組織の安定
サービスの質向上
につながっていきます。
健康経営は、特別な企業だけが取り組むものではありません。むしろ忙しい現場だからこそ、小さな一歩から始める価値があります。
「忙しいからこそ今やる」
この言葉が、多くの現場にとって新しい一歩のきっかけになるかもしれません。






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