Vol.31メンタルヘルスって“心の問題”だけじゃない?
- 睦美 柴

- 5月1日
- 読了時間: 2分

▶︎この記事でわかること:
メンタルヘルスの正しい定義と誤解
健康経営における“こころの健康”の意味
人的資本としてのメンタルサポートの重要性
こんにちは、人的資本健康経営コンサルタントの柴です。
「メンタルヘルス=うつ病や不調のある人だけの話」——そんな誤解をしていませんか?
実はメンタルヘルスとは、“すべての働く人”にとって日常的に関係するものです。WHOの定義では「精神的に健やかで、自分の能力を発揮し、生産的に働ける状態」こそがメンタルヘルスのゴールだとされています。
つまり、不調の有無ではなく「その人らしく、いきいき働けているか?」が重要な指標なのです。
健康経営におけるメンタルヘルスの視点
厚生労働省が推進する“健康経営”の中でも、こころの健康管理は中心的なテーマです。従業員の心身の状態は、
生産性(パフォーマンス)
離職率
組織の雰囲気や信頼関係 に大きく影響します。
実際に、メンタルの不調が原因の「プレゼンティーズム(出勤しているけど働けていない状態)」は、企業の見えないコストとなっていることが多く、経営インパクトも無視できません。
人的資本経営としての“こころのケア”
人的資本開示の時代、企業は「人に投資しているか?」が問われます。その中で注目されているのが、メンタルヘルス支援=“働く人の安心基盤”をつくる投資です。
対策の第一歩は、重たい制度よりも「日常の対話」「ちょっとした声かけ」から始まります。
朝の「調子どう?」のひとこと
感情にフタをしない会議のあり方
気軽に休憩できる空気づくり
これらがメンタルヘルスの土台をつくり、結果的に“人が育ち続ける職場”を支えるのです。
メンタルヘルスは「特別な人」だけでなく「すべての働く人」に必要なテーマ。 健康経営の観点から、人的資本を支える“こころの投資”を始めていきましょう。
(執筆:WellBridge 柴)






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