【徹底解説シリーズ✨第1弾】エイジフレンドリー補助金とは?高齢者も安心!中小企業必見の制度
- 睦美 柴
- 5月6日
- 読了時間: 5分
更新日:5 日前

\この5回シリーズでわかる!エイジフレンドリー補助金の活用法/
この「エイジフレンドリー補助金 徹底解説シリーズ」では、全5回にわたって次のような疑問に答えていきます:
エイジフレンドリー補助金って何?(第1回)
どんな種類の補助があるの?(第2回)
うちの会社でも活用できる?(第3回)
申請ってどうやってやるの?(第4回)
使うとどんなメリットがあるの?(第5回)
「聞いたことはあるけど、正直よくわからない」「申請が難しそう」と思われがちな補助金ですが、実は仕組みが分かればとても使いやすく、効果的な制度なんです。
特に中小企業の経営者・安全衛生担当者の方に向けて、専門用語を実際の現場での言葉に置き換えながら、読み手がすっと理解できるよう、丁寧に解説していきます。
WellBridgeでは、理学療法士や産業保健の専門家として、現場に即した安全支援・健康づくりを多数サポートしてきました。実際の支援現場で見えてきた“本当に大切なこと”を、このシリーズにたっぷり盛り込んでいきます。
エイジフレンドリー補助金とは?
近年の少子高齢化により、企業においても高年齢労働者の活躍がますます重要になっています。
経験豊富なシニア層が職場で活躍し続けるためには、「安全・安心な労働環境づくり」が不可欠です。
そんな中、国が推進しているのが「エイジフレンドリー補助金」です。
この補助金制度は、高齢者を含むすべての労働者が安全・健康に働けるよう支援するもので、特に中小企業にとっては“実践しやすく、使いやすい”制度設計となっています。
令和7年度のエイジフレンドリー補助金の予算は約9.8億円に設定されており、令和6年度の9.4億円に比べて増加しています。
この増加により、より多くの企業に応募の機会が提供されると予想されます。
令和7年度の予算は?
令和7年度のエイジフレンドリー補助金の概算要求額は7.6億円とされており、令和6年度の6.9億円に比べて約7,000万円の増額となっています。
この予算拡充は、中小企業にとってより多くの支援を受けられるチャンスの広がりを意味しており、応募件数の増加も見込まれています。
これにより、中小企業がより多くの支援を受けられるチャンスが広がると期待されています。
加えて、制度の内容そのものもアップデートされており、より使いやすく、効果的な支援制度として整備が進められています。
令和7年度の注目ポイントは?
■ 新設:「エイジフレンドリー総合対策コース」
この新コースでは、専門家によるリスクアセスメントと、その結果に基づいた職場改善を支援。補助率は4/5(80%)、上限額は100万円と、他のコースに比べて手厚い内容になっています。
■ 「職場環境改善コース」に「熱中症予防対策」が追加
「職場環境改善コース」において、「熱中症予防対策」が明確に補助対象として追加されました。高年齢労働者が従事する屋外作業や高温環境下での作業において、体温冷却服、スポットクーラー、WBGT指数計、アイススラリー用冷凍ストッカー、ウェアラブルデバイスなどの導入費用が補助対象となります(※機器によっては要件あり)。
■ 既存コースの継続
以下のコースも令和7年度に引き続き実施されます:
転倒防止や腰痛予防のためのスポーツ・運動指導コース
職場環境改善コース
コラボヘルスコース
いずれも、労働者の健康保持や災害予防に向けた重要な支援策として活用できます。


補助金と健康経営のつながり
この補助金は、単なる設備投資の支援だけでなく、人的資本経営の一環として捉えることができます。安全で健康に働ける環境を整備することで、離職率の低下、採用力の向上、企業イメージアップといった効果が期待でき、組織全体のパフォーマンス向上につながりますエイジフレンドリー補助金は、単なる設備投資支援ではなく、人的資本経営の一環として捉えることができます。高齢者も若手も安心して働ける職場環境をつくることで、
離職率の低下
採用力の向上
企業イメージアップ
といった効果が期待でき、組織全体のパフォーマンスにも好影響を与えます。
★令和7年度の注目ポイント!★
令和7年度のエイジフレンドリー補助金は、前年度からさらに拡充されています。
予算額の増加: 令和7年度の概算要求額は7.6億円で、これは令和6年度の6.9億円から約7,000万円の増額です。これにより、より多くの中小企業が支援を受けられる機会が広がると見込まれます。
新コースの設置: 制度の内容もアップデートされ、特に「エイジフレンドリー総合対策コース」が新設されました。これは、専門家によるリスクアセスメントと、その結果に基づいた職場改善を支援するもので、他のコースより手厚い補助内容となっています。また、温暖化の影響で毎年死者もでる熱中症にも対策ができるようになりました。
このシリーズでは、これらの最新情報も踏まえ、補助金の活用法を徹底解説していきます。
次回予告
【第2回】では、令和7年度に用意されている4つの補助コース(エイジフレンドリー総合対策コース、運動指導コース、職場環境改善コース、コラボヘルスコース)について、それぞれの内容・補助率・上限額を詳しくご紹介していきます。ぜひご覧ください!
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